父の娘でシアワセでした。
こういった何気ない写真が我が家にはたくさんあります。
18日、2年間患っていた父がとうとう他界しました。
小さい時はとっても優しい父で、
思春期になると、その躾の厳しさゆえに
あんまり好きじゃなかった。
大きな過ちを起こしたときには、ものすごく怒られた。
それなのに、大きくワタシを包んでくれた。
大病をしたときは「強く生きろ!」と励ましてくれ、
嫁ぐときは、涙を流して喜んで送り出してくれた。
その結婚にピリオドを打つときは、
また、暖かく迎え入れてくれる人だった。
こうして、過去形で語るのが、ものすごく寂しいです。
誰にでも誠実であった父。
残念ながら、最後は看取れませんでした。
最近、非常に寝ていることが多くて
夢と現実を行き来してるとき、
母の介助を手伝っているときに
突然、ワタシに飛び切りの笑顔で
「おめでとう!」と手を伸ばしてきた。
ワケが判らなかったけど、
「アリガトウ!!
お父さん、アリガトウ!」と抱きしめてみた。
ワタシの頭を撫でながら嬉しそうな顔をしていたけど、
あれが父とのお別れの挨拶だったのかもしれない。
若い頃、束縛されるのが嫌だったけど、
一度、家を離れるとやっぱり父が恋しかった。
人生のどん底だったと思えた離婚も
今思えば、ワタシを世界一愛してくれた人と一緒に過ごして
人生の糧にするためのプロセスだったのかもしれない。
人生の往く先を教えてくれていった人。
父は文字通り、一所懸命生きて
そして旅立っていった。
ワタシが最後に病床の父に言ったのは
「お父さん、また会おうね。」
もう、今生では二度と会えない人だけど、
本当にいつかまた父の娘で会いたいです。
父からもらった愛情をずっとずっと心に刻んで
ワタシも一所懸命生きていきます。
ありがとう、お父さん。
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